「共謀罪」学習会を開催してー活動報告2

2017.06.17.22:00

引き続き、5月27日に開催した「共謀罪」学習会の報告です。

第2部は「大垣警察・市民監視事件」の現状報告と闘いについてです。
こちらも弁護士の方に講師をお願いして、講演をしてもらいました。
この事件は現在、国家賠償請求・違憲訴訟中です。

朝日新聞20140724
2014年 7月24日 朝日新聞・名古屋本社版

大垣警察・市民監視事件
2005年頃から、岐阜県大垣市上石津町と不破郡関ケ原町に連なる山の
尾根にシーテック社(中部電力・子会社)によって巨大な風力発電施設
計画
が進められていました。

当初計画では、高さ130m、羽根の高さ50m(直径100m)の風車を
16基つくる予定でした。

地元住民は、この計画に基づく立ち入り調査の打診があった時、
自然豊かな故郷の環境は?道路拡張による土砂崩れの危険は?
全国で問題になっている低周波による健康被害は?などの不安を感じ、
地元で勉強会を行いました。(地元住民として当然です!

ところが
大垣警察署が、勉強会を開いた地元住民2名と脱原発活動や平和運動を
していた大垣市民2名の「氏名」「学歴」「職歴」「病歴」などの個人情報
地域の様々な運動の中心的役割を担っている法律事務所に関する情報
事業者に提供していたことが発覚しました。

2015年、証拠保全手続きにより、シーテック社が作成していた意見交換記録
「議事録」を入手し、大垣警察署が住民運動・市民運動を敵視し、
事業者に「運動つぶし指南」を行っている様が赤裸々に記載されている
意見交換会の全容が明らかになりました。

事件発覚後、当事者たちは、国家賠償請求訴訟を視野に入れつつ、
岐阜県個人情報保護条例に基づく本人開示請求、岐阜県警本部長や
岐阜県公安委員会への抗議・要求書の提出、警察法79条に基づく
苦情申出、地方公務員法違反の刑事告発を行いました。

当初、何も回答してこなかった岐阜県警・県公安委員会は、同年11月に
なって突然「通常の警察業務の一環だ」と回答してきました。

2015年の国会参議院内閣委員会で、この事件が取り上げられた際、

警察庁警備局長は、一般論としながらも「管内における・・各種事業・・
風力発電事業・・とか道路工事の事業とか様々な事業・・等に伴い生じ得る
トラブルの可能性について、公共の安全と秩序の維持の観点から
関心を有し・・必要に応じて関係事業者と意見交換を行っております。
そういうことが通常行っている警察の業務の一環だということでございます」


と答弁しました。

住民・市民の情報を収集し、事業者にその個人情報を提供することが、
治安維持の観点から必要なのだ、通常の警察業務なのだと居丈高に
開き直ったのです。

この問題は
「大垣警察員がたまたま、やり過ぎた」ということではありません。
警察庁を頂点とする警察全体が、警察法2条2項「警察の活動は、厳格に
前項の責務の範囲に限られるべきものであって、その責務の遂行に
当たっては不偏不党且つ公平中立を旨とし、いやしくも日本国憲法の
保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等、その権利を濫用する
ことがあってはならない
」を無視し暴走していることの現れで、非常に
危険です。

そして
国民監視・弾圧の武器となる「共謀罪」を手にしようとしている警察権力の
暴走を止めるためにも、大垣署員の行為の違憲性・違法性を問う
国家賠償請求訴訟(大垣警察・市民監視違憲訴訟)勝利を目指して
います。

 大垣警察市民監視違憲訴訟の勝利をめざす「もの言う」自由を守る会
 ホームページ
 

リーフレットもあります。
大垣市民監視事件リーフレット1

大垣市民監視事件リーフレット2

大垣市民監視事件リーフレット3

大垣市民監視事件リーフレット4


基本資料集もあります。
大垣市民監視事件資料集1 表面

大垣市民監視事件資料集2 裏面


参加者の方々のアンケートでは「弁護士さんの話、資料が分かりやすかった」
「警察が積極的に一方的に反対派に迫害を加えている」「警察なら何を
やっても許されるのか、という感覚を覚えました」「自分もどこかで監視されて
いるのではないかと危機感を覚えました」「プライバシー権の侵害にならない
か疑問」「警察の妄想の恐ろしさと監視されることへの無抵抗さ」
などの回答が寄せられました。

やはり警察による監視の恐怖を感じた方々が多いのだと思います。
しかし、この事件の被害に遭われた方々は闘っています。
法律を無視し罪を犯したのは、警察の方だからです。

このブログ記事を作っている最中に「共謀罪」が成立してしまいました。
講演の後の質問のコーナーで「共謀罪」が成立したら、国民として
どうしたらいいのか?という問いに対し、講師の方からは、

成立しても発動させないこと。憲法はまだ変えられていないのだから、
憲法を楯にして反対すること。という答えを出してもらいました。

会場では、「大垣警察市民監視事件」の訴訟募金と私たちの会への
募金の呼びかけに多くの方が協力して下さいました。有り難うございます

また、アンケートにも多くの方が協力して下さいました。中には、用紙
いっぱいに思いを書き込んで下さった方もおられました。

今回の学習会に参加して下さった皆様、本当に有り難うございます

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「共謀罪」学習会を開催してー活動報告1

2017.06.17.07:00

卑劣極まりない強行採決で15日に成立してしまった「共謀罪」怒りマーク怒りマーク
許せない思いでいっぱいですが、これで反安倍政権を叫ぶ国民が萎縮するなんて
ありません!主権者は国民です。堂々と活動していきます

先月、5月27日(土)に東部市民センターで「共謀罪」学習会を開催しました。

            共謀罪学習会0527

第1部は、戦前の治安維持法によって発生した「横浜事件」について。
第2部は、現在、裁判中の「大垣警察・市民監視事件」の現状報告など。

それぞれ、弁護士の方々に講師をお願いして、解説をしてもらいました。
その後に講師の、お二人に前で並んでもらって、参加者の方々からの質問に
答えてもらう時間を作りました。

参加者は講師、スタッフを含めて、31名でした。
満員という訳にはいきませんでしたが、翌日の28日の中日新聞の朝刊に、
この学習会の記事が載りました。

中日新聞・5月28日・朝刊
中日朝刊0628

中日新聞の記者の方は、途中に数分滞在して、資料を持ち帰られただけ
だったため、記事として新聞に載るとは、全く思っていなかったので、
嬉しい驚きでした。地元の人々に私たちの活動を知ってもらえるチャンスに
なればと思います。


第1部の「横浜事件を生きて」DVD鑑賞と解説では、戦前の治安維持法の酷さと
「共謀罪」の類似性と危険性について、講師に話していただきました。

治安維持法(大正14年4月21日施行)では「国体を変革し又は私有財産制度
を否認すること」を目的とし、その実行に関して協議・煽動することを
犯罪行為として、7年以下の懲役、又は禁錮を定めていた。

昭和3年に改正され「国体を変革すること」を目的として結社を組織、
又は結社の役員等指導者になる行為については死刑、又は無期、
若しくは5年以上の懲役、若しくは禁錮と厳罰された。


治安維持法の制定当時も「労働者や思想家たちは、あまりに、この法案を
重大し、悲観的に考えているようであるが・・伝家の宝刀であって
余り度々抜くつもりでもない」

「我々の方でも運用については非常に注意し純真な労働運動や社会運動を
傷つけないように心がけている(内務省警保局長)」

(東京朝日新聞・大正14年5月8日付)などと説明されていた。

結果的には、同法に基づき死刑が執行された者は45名、
取り調べ中の拷問・リンチによる死亡者194名、
獄死者は1503名に及んだ。

重要な問題点として、治安維持法違反の「でっち上げ」(捏造)
(実体的真実発見の放棄)
苛烈な拷問による、虚偽内容の自白の獲得(捜査権限の濫用)がある。

この「でっち上げ」行為を行った神奈川県警特高のターゲットにされたのが、
「横浜事件」の被害者の方々です。

横浜事件
昭和17年9月11日、世界経済調査会の職員夫婦が、治安維持法違反の罪により
神奈川県警察部特別高等科に検挙された以降、政治経済研究会、及び
満鉄調査部等に所属する研究者、並びに改造社、及び中央公論等に所属する
編集者等、約60名が次々と治安維持法違反の罪により検挙され、うち30名に
ついて公訴が提起され、昭和20年9月初旬までの間に判決がなされた者は、
約30名全員が有罪となり、4名が獄死した。


この後、治安維持法は、GHQによる昭和20年10月4日付の人権指令を受け、
同年10月15日付で廃止された。

しかし治安維持法が廃止されることを見越して、昭和20年8月下旬から
同年9月にかけて、駆け込み的に有罪判決が言い渡されたこと。
(司法機関の組織的問題)

その上、GHQによる戦争犯罪訴追を恐れた関係者により、当時の公判記録は
全て焼却処分された。

冤罪被害者は、恩赦による免訴をうけたが、無罪判決ではなく、
名誉回復が不徹底のままである。

横浜事件、国の賠償責任認めず 元被告遺族の請求棄却 2016年6月30日
(最高裁)


(安倍政権の金田法相は、この治安維持法について適法に制定と答弁し、
被害者に対しても、損害賠償も謝罪も実態調査も不要と言い放っている)


学習会では、映画「横浜事件を生きて」のDVDを半分の時間に編集して
紹介しました。

参加者方々のアンケートでは「勉強になった、全編見たかった」
「戦慄が走った」「新聞で紹介されていたので1度見てみたいと思っていた」
「衝撃を受けた」「これほど無茶苦茶な事件とは知らなかった」
などの回答が寄せられました。

回答にもありましたが、時間の都合上、映画を半分に編集せざるを得なかった
のは、私たちも残念ですね~ 全編上映できる機会があればと思っています。


「横浜事件」もっと詳しくはこちらへ→ 横浜事件・ウィキペディア

特高警察の拷問の酷さの詳細はこちらへ→小林多喜二の悲劇・LITERA/リテラ


第2部からは、次回のブログで引き続き、報告いたします。

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平和・いのち・くらしのために野党をつなぐ、市民アクション@愛知6区・設立総会に参加 して-活動報告

2017.04.09.19:00


3月26日(日)、平和・いのち・くらしのために野党をつなぐ市民アクション@
愛知6区の設立集会が行われ、高蔵寺ニュータウン九条の会からも、メンバー
数名が参加して来ました。
当日は、151名が参加、同アクションが正式に発足しました。

設立集会では、
 1、設立に至る経緯説明
 2、池住義憲さんの講演
 3、パネリストによるトークセッション
 4、今後の活動提起
 5、設立宣言案の読み上げ
が行われました。


       市民アクション・池住さん 池住義憲さん

池住義憲さんの講演は、
 ▼政権交代は、国政選挙が3回あれば可能である。
 ▼今の政治は、民意を反映しない歪んだ選挙制度のもとで、多数を得た政党に
  よる数の暴力である。
 ▼現政権は正しく事実を言わない、言い換え、すり替えが非常に多く危険。
 ▼小異を尊重し合い大同につき、焦らず、あきらめず、政権交代を
  目指しましょう。
との、趣旨でした。

   市民アクション・共通のスローガン
     (~講演内容より~ナチスと自民党の共通点~)


トークセッションでは、 
はじめにパネリストが、それぞれの立場から安倍政権に対して言いたいこと-
 教育権(自民党改憲草案26条3項の問題点)、
 労働環境(ブラック企業問題)、
 沖縄の問題、共謀罪の問題点、原発の問題などを話し、
その後、問題点を掘り下げました。
        
参加した、メンバーからは、
  これからの具体的な行動が肝心、
  やる気と実行力のある方々ばかりで発言が頼もしい、
  参加した若者の奮起が嬉しい、
との、感想が寄せられています。

この市民アクション愛知6区に賛同、参加を希望される方は、
下記のメールアドレス、FAXまで、ご連絡下さい。

  アドレス

☆氏名・住所・電話番号・メールアドレスを明記して下さい。

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「小牧基地の歴史から今を考えるつどい」に 参加して-活動報告

2017.02.14.19:00

2月5日(日)の小牧基地の歴史から今を考えるつどいに、
高蔵寺ニュータウン九条の会からも10名近くのメンバーが参加してきました。

        小牧基地

それぞれ、車に乗り合わせたりして、小牧の中部公民館に
雨降りの寒い中、行って来ました。

中部公民館、プラネタリウムもあるんですね~
初めて知りました。

私たちが行く会場は、大会議室。
エレベーターでたどり着くと、やっぱり広々としていますね。
     小牧基地を考えるつどい1

こういう、勉強会や講演会などには珍しい、の字型に机や椅子が並んで
いましたが、つどいらしくて、いいですね。


まずは、小牧基地の歴史の映像をスクリーンで見ました。

小牧基地を考えるつどい2



その後、小牧基地闘争の当事者である、Tさんの口から、小牧基地闘争が
どれだけ、酷く、壮烈なものであったのかが語られました。

            Tさん

先祖からの大切な農地を札束で、ほほを叩くように諦めさせ、村民を
切り崩していく・・・村民は、4つに分裂してしまった。

移転に応じない家への嫌がらせ、強引に否応なく進んでいく基地拡張工事。
それらの工事の様子を粘り強く、監視してきたこと。

そんな中、差し入れをしてくれた人たちが、少なくなかったことなど。

1時間以上、座ることなく、明朗に当時の基地闘争の歴史を語り続けた、
Tさんは、91才! 今は小牧に住んでいませんが、先祖からの村を
追われた思いは、今も深く心に刻まれていらっしゃるようです。


そして、今の小牧基地の実態を、小牧在住のFさんが語ってくれました。

こちらは、参加者感想で。(高蔵寺ニュータウン九条の会メンバー)


    「小牧基地の歴史から今を考えるつどい」に参加して。

小牧基地が県営名古屋空港と併設して、自衛隊や米軍の戦闘機
飛び交っていることは、以前から知っていたが、1955年から1958年に
かけて、壮烈な小牧基地闘争が展開されていた歴史を当時の一人である
Tさんの体験談を聞いて、驚きました。

私たちの住んでいる春日井市近郊には、「航空自衛隊・高蔵寺弾薬庫」
「自衛隊西山駐屯地」すぐ隣の名古屋市守山区には、「陸上自衛隊守山
第10師団・司令部」が存在していて、軍事施設が集中しています。

安全保障関連法案(戦争法案)で小牧基地は、米軍戦闘機への空中給油が
可能になり、F35ステルス戦闘機を三菱重工・南工場で組み立てており、
整備拠点化(リージョナルデポ)となって、C130H輸送機、KC767の配備
など、小牧基地の強化が日に日に進んでいます。

南スーダン国連平和維持活動の陸上自衛隊・派遣部隊の「日報」の隠ぺい
稲田防衛大臣が「日報」にある「戦闘」との表現を、武力衝突と
ごまかし、派兵を正当化しています。

このような憲法破壊アベ暴走政治に、犬山・小牧・春日井の
各九条の会は、90名の参加者で、はっきりNO意思表示をして、
初の共催のつどい成功させることが出来ました。

     M弁護士
  閉会のあいさつの春日井9条の会代表・M弁護士


上の感想にあるように、今回の九条の会の連携は、とても意義深いものだと
思います。今の政権のままでは、日本は衰退の一途をたどっていく
ばかりです。

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シール投票 ・成人式会場にて

2017.01.10.07:00

成人の日、春日井市の成人式会場で、新成人にシール投票をしてもらいました。

   シールアンケートA20170109

 問いは3つ 憲法九条改正は?
       沖縄基地建設の強行は?
       次の総選挙に投票は?

それぞれ、賛成 反対 わからない / 行く わからない 行かない 
で選択してもらいました。

大きなボードを用意して、こちらはやる気満々、会場に訪れる新成人に投票を
呼びかけますが、そこは、やはり20歳の若者・・
なかなか応じてくれる人は少なくて、難しいですね~

   
   シールアンケートB20170109

でも、投票に応じてくれた新成人には、真剣に考えていたり、選択に悩んだり
と、真摯な姿がうかがえました。

そんな若者の姿に、私たちも朝早くから来て、シール投票をやった甲斐があったと嬉しく思いました。

そして、結果は、




憲法九条改正  は?沖縄基地建設の強行  は?次の総選挙に投票   には?
 賛成 9 4 行く29
 反対 26 25 わからない13
わからない 10 14 行かない 8


   シールボード20170109

新成人の貴重な意見でした。
シール投票に参加して下さった若者の皆さん、有り難うございました。
また、どこかで遭遇したら、参加してね!!

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プロフィール

高蔵寺ニュータウン九条の会

Author:高蔵寺ニュータウン九条の会
2017年で11周年になりました。地元で講演会や平和のためのイベントなどの開催に参加しています。独自に学習会なども開催しています。

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